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2018年4月5日掲載
STA会誌33号(2018年3月31日発行)をホームページの
会誌「SAT Science Academy of Tsukuba」に掲載しました。

 会誌33号は第14回江崎玲於奈賞・第28回つくば賞・第27回つくば奨励賞およびSATテクノロジー・ショーケース2018が主たる内容です。

 前者に関しましては、香取秀俊氏(江崎玲於奈賞:「光格子時計の考案、実証および高精度化」)、寺部一弥氏、長谷川剛氏、青野正和氏(つくば賞:「原子スイッチの発明と実用化のための研究」)、津田浩氏、李志遠氏、王慶華氏(つくば奨励賞(実用化研究部門):「モアレを利用したマルチスケール変位・ひずみ分布計測技術の開発」)、松本正幸氏(つくば奨励賞(若手研究者部門):「2つのドーパミン神経システムとその神経回路基盤」)に寄稿いただきました。
 異分野交流による「知の触発」を目指すSATテクノロジー・ショーケース2018は、今回農研機構が協力研究機関で、ゲノム科学を取り上げての特別講演・ミニシンポジウムでした。編集委員の方々に協力いただき記事をまとめていただきました。

 つくば賞その後-10では、筑波大学から立命館大学に移られました赤木和夫氏に「らせん状共役系高分子の創成と開拓」に関し、研究の背景、つくば賞受賞後の研究の進展について執筆いただきました。科学の散歩道では「アモルファスの本質と向き合った日々」と題して、電総研、産総研に長く勤務された田中一宜氏に執筆をお願いしました。つくば研究情報では、新しい産学連携の動きについて「筑波大学と楽天による新しい店舗システムに関する教育研究一体型産学連携」と題し、楽天の益子 宗氏、つくばの総合力への期待が大きい「磁性ナノ粒子を使ったがん温熱療法:理工学の立場から」を物質・材料研究機構の間宮広明氏に執筆いただきました。

 SATテクノロジー・ショーケース2018開催日(2018年2月8日)にSAT運営会議が開催され、役員の選任、特別会員の承認さらに「現役の研究者が中心になって事業の企画立案を行うことにより、現役世代にも魅力あるアカデミーを目指すとともに若手会員の加入促進を図る」ことを目的として企画委員会の設置が承認されましたので報告しました。

 なお、33号は誌面を削減する方向で24頁としました関係で賛助会員交流会、研究情報交換会、サイエンス・カフェなどの開催報告につきましてはSATのホームページをご覧いただくことにいたしました。会誌と合わせて、SATのHPもご覧いただければと思います。

執筆者の皆様に厚く御礼申し上げます。
会誌33号は以下のURLでご覧ください。
http://www.science-academy.jp/publications/pdf/sat_journal_33.pdf