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2012年3月1日掲載   
日立化成工業(株)
nano tech 2012 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議において
nano tech 大賞 微細加工技術部門賞を受賞

 日立化成工業株式会社(本社:東京、執行役社長:田中 一行、資本金155億円)は、2月15~17日において、nano tech 大賞 微細加工技術部門賞を受賞しました。

 nano tech 大賞は、毎年出展者を対象にnano tech 実行委員会によって会場にて審査され、斬新かつ先駆的な技術または製品を出展した優秀出展者に贈られるものです。今回で11回目の表彰となります。

 当社は、このたび複数のテーマを出展し、その一つであるプリンタブルエレクトロニクスに利用できる実用的な銅インクの開発(2月9日ニュースリリース「プリンテッドエレクトロニクスに適した銅膜形成技術を開発」ご参照)について、印刷後に180度で加熱してめっき配線並みの高い電気特性を実現した点が評価され、受賞しました。本技術は、インクジェット印刷法やスクリーン印刷法での銅膜形成に適しており、必要な部分にのみ配線を形成できることから、従来の工法と比べてお客様の生産コスト削減と環境負荷の低減に貢献します。また、インクジェット印刷を使用することで非接触でも印刷でき、傾斜のある面での銅膜形成も可能となるため、配線板以外の用途への適用も目指しています。

 当社は本技術以外にも、「極細長尺カーボンナノチューブの大量合成プロセスと分散技術」(2月13日ニュースリリースご参照)、「生体接着性薄膜」、「環境適合バナジウム系低融点ガラス『Vaneetect』」(2月15日ニュースリリースご参照)について出展しました。当社は、今後もナノテクノロジーの開発をとおして社会に貢献してまいります。

(関連ホームページ)
  http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/information/2012/n_120217.html