What's New

2019年10月8日掲載
SAT会誌36号(2019年9月30日発行)をホームページの
会誌「SAT Science Academy of Tsukuba」に掲載しました。

 会誌36号の主たる内容は以下の通りです。
 座談会“海外からの研究者がみたつくば”では、つくばに長く生活しているマクシュートフ博士(ロシア出身。国立環境研)、フォンス博士(米国出身。産総研)そして唐 捷博士(中国出身。物材機構)の三名につくばについて語っていただきました。
 SATフォーラム2019は、2015年ノーベル物理学賞受賞の梶田隆章東大宇宙線研究所長を迎えて「神岡の地下から見た日本の基礎科学研究」と題して、ニュートリノ振動を発見した経緯および現在日本の基礎科学研究の現状について講演いただきました。奥田充編集委員(農研機構)に取りまとめをお願いしました。
 つくば賞その後-13は「微生物ストレス応答の先駆的研究とリボゾーム工学の創出」で受賞当時食品総合研究所に在職されていました越智幸三氏に、業績およびその後の大きな発展について執筆いただきました。研究の過程で“多くの不思議を堪能できたことは研究者としての最高の喜び”と結ばれています。
 科学の散歩道は元国立環境研理事の安岡善文氏にお願いしました。「社会的課題の解決を求められる科学技術の方法論は?」と題して今、世界的に取り組まれている持続可能な社会を実現するうえで何が車の両輪になるべきかが説かれています。
 つくば研究情報では産総研の姫田雄一郎氏・川波肇氏には「ギ酸からの高圧水素製造技術」を、森林総研の大塚祐一郎氏には「木質バイオマスの利用技術開発で予想外に発見された新しいセシウム沈殿剤」を執筆いただきました。今後是非実用化してほしい研究成果です。
 賛助会員企業訪問記は楽天株式会社 楽天技術研究所です。楽天と筑波大学との共同研究成果の詳細はSATのHP 会員企業訪問記 でご覧ください。

 会誌36号は以下のURLでご覧ください。
https://www.science-academy.jp/publications/pdf/sat_journal_36.pdf