事業開催結果報告等

2021年6月29日掲載
第23回SAT賛助会員交流会(2021年1月27日(水))開催報告

 賛助会員交流会はSATを支援していただいています賛助会員企業同士および賛 助会員企業とつくばの研究者および参加者との交流会です。今回は下記の要領 で、賛助会員の2団体から事業紹介、産業技術総合研究所から研究紹介をいただ きました。
 2019年度末からのコロナ感染拡大のため、ほとんどのSATの行事を延期または 中止してきた中、ようやくオンラインで開催しました。そのため、準備期間が短 く、また懇親会も開催しませんでしたが、21名の参加をいただきました。
 山田科学振興財団は大阪にあるので、オンラインの時が参加いただくチャンス ではと思いお声がけしたところ、ご快諾いただきました。オンラインにはこうい う利点もありますが、やはり懇親会を開きにくいのが難しいところです。今後工 夫したいと思います。

            記
  
  日時  2021年1月27日(水) 14:30~17:00
  形式  オンライン(Zoom)開催。 懇親会は無し。

1.  14:30-14:35  開会挨拶 

2.  賛助会員事業紹介 (質概要は講演者からいただいたもの)

(1)  14:35-15:05  (公財) つくば科学万博記念財団 専務理事 瀬戸口啓一氏 
   (概要)私どもの法人、「公益財団法人つくば科学万博記念財団」は「つく ば万博」を機に設立されました。皆様方には「つくばエキスポセンター」を運営 している法人としてご紹介したほうが分かり易いかもしれません。今回の交流会 を通じて改めて当財団の概要、エキスポセンターでの活動をご紹介させて頂きま す。よろしくお願いいたします。

(2) 15:05-15:35 (公財) 山田科学振興財団 専務理事 中西潮氏
   (概要)山田科学振興財団は、ロート製薬株式会社の創業者山田輝郎の出捐 (しゅつえん)により1977年に設立されました。以来、当財団は、短期間では成果 につながりに くい、また、研究者の純粋な興味によって行われる自然科学の基 礎研究を支援す る援助事業を続けてまいりました。
 このたびは当財団の活動を研究者の方々に直接お伝えできる貴重な機会をいた だきましたので、当財団の活動理念や援助対象分野の説明とともに、毎年、公募 しております研究援助事業、海外研究援助事業、学術集会援助事業について紹介 させていただきます。

  休憩 15:35-15:45

3. 研究紹介 (質概要は講演者からいただいたもの)
  15:45-16:30  (国研)産業技術総合研究所 プラットフォームフォトニ クス研究センター長  並木周氏

 「Society5.0を支える「プラットフォームフォトニクス」の創出」
  (概要)Soceity5.0ではモバイル網やエッジコンピューティングなどが進展し 情 報量は増大の一途をたどるが、同時にエネルギー問題も深刻化します。フォ トニ クスはこの情報量増によるエネルギー問題を抜本的に解決する持続発展可 能性を 有するものの、仮想化が一層進むSoceity5.0の情報インフラにおいては 使い難い という課題があります。これを使いやすくするためには、高性能デバ イス機能を 高効率に集積しソフトウエア上で簡便に制御できるように技術環境 を整えていく 必要がある。産総研では、これを具現化するものを総じて「プ ラットフォーム フォトニクス」と位置づけ、シリコンフォトニクス、光電子融 合実装、デジタル 制御、ネットワーク自動化技術までを垂直統合的に研究開発 するプラットフォー ムフォトニクス研究センターを設立し、Soceity5.0で重要 となる持続可能な分散 型クラウドインフラ技術の創出に取り組んでいます。

4. 16:30-16:55 総合質疑・議論 

5. 16:55-17:00 閉会挨拶