事業開催結果報告等

2017年9月26日掲載
第11回研究情報交換会(9月4日(月))開催報告
テーマ「ナノアーキテクノニクスの現状と今後」

 つくばサイエンス・アカデミー(SAT)では研究テーマを決め、異分野交流による「知の触発」を意識した研究情報交換会を開催しています。第11回研究情報交換会を開催しましたので報告します。

日時: 2017年9月4日(月) 午後5時から8時40分
場所: つくば国際会議場 4階 サロンレオ会議室
テーマ: 「ナノアーキテクトニクスの現状と今後」

21世紀の産業を革新するとして期待されているナノテクノロジーにおいて、ナノスケールの物質・材料を創る段階から、創った物質・材料をどう組織化し、構造化していくかというナノアーキテクトニクス(ナノ建築学)が重要になっています。ナノの世界の現状と今後の方向について、国立研究開発法人 産業技術総合研究所フェロー 清水敏美氏(産総研界面ナノアーキテクトニクス研究センター長などを歴任)と国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点有賀克彦氏(主任研究者、超分子グループ長)に話題提供をいただき、ナノアーキテクトニクスの現状と今後について、参加者の皆さんと自由に討論していただきました。
 
お二人の演題は以下の通りです。
産業技術総合研究所  清水敏美フェロー   
「分子が自発的に集まってできる白いナノチューブ材料」
物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 有賀克彦主任研究者 
「ナノアーキテクトニクスが拓く未来技術:
ナノカーレース、人間の手で動かせる分子マシンなど」

 その後、フリーディスカッションに入りました。
講演内容への質問、白い有機ナノチューブの現状・課題、人間の手で動かせる分子マシンの成果、ナノカーレースについて、さらにはナノアーキテクトニクスの今後について和やかな雰囲気で討論が行われました。懇親会も講師を中心に情報交換が行われ、午後8時40分に閉会しました。

より詳しい開催報告は以下のURLを参照下さい。
http://www.science-academy.jp/pdf/koukankai-11-2.pdf